青空バスケ―another story―
お母さん
七海side
「な、一個聞いていい?」
「何?」
「七海も海里も名前に海が入ってるじゃん。
あれって何で?」
名前かぁ……。
そうだな……。
「お母さんがね、海が好きだったの」
「お母さんが?」
「そう。
海のように広い心を持った子に育ちますようにって願いを込めたんだって」
お父さんに一度だけ聞いたことがある。
あたし達の名前の由来。
「お母さんが名前つけたんだ」
「あたしのはね。
海里はお父さん。
お母さん……名前つける前に死んじゃったから」
ハル君が一瞬黙りこむ。
あたしは暗い雰囲気を出さないように笑顔を作った。
「な、一個聞いていい?」
「何?」
「七海も海里も名前に海が入ってるじゃん。
あれって何で?」
名前かぁ……。
そうだな……。
「お母さんがね、海が好きだったの」
「お母さんが?」
「そう。
海のように広い心を持った子に育ちますようにって願いを込めたんだって」
お父さんに一度だけ聞いたことがある。
あたし達の名前の由来。
「お母さんが名前つけたんだ」
「あたしのはね。
海里はお父さん。
お母さん……名前つける前に死んじゃったから」
ハル君が一瞬黙りこむ。
あたしは暗い雰囲気を出さないように笑顔を作った。