青空バスケ―another story―
「友達でもイツとか侑哉がいなくなったら泣くけど……。
でも、それとは違う」
違う……?
あたしはいつの間にかハル君の綺麗な瞳に目を奪われていた……。
「……好きだから。
七海のことが……誰より好きだから」
……気がついたら、あたしハル君の腕の中にいた。
背の高いハル君にすっぽり包まれている……。
今……好きって言われた……?
ウソ……え……本当に……?
ハル君の腕の中から顔を上げると、ハル君は優しい目であたしを見つめていた……。
……その顔はズルい。
だって……ますます好きになっちゃうじゃん。