狼君と、お嬢様♪




「ひあっ!」




 ぐいっと誰かに手を引っ張られてると

 思ったら、その手はアキ君の手だった。




「何そんな暗い顔してんだよ」




 私は、ただ顔にでて分かりやすいだけ

 かもしれない。それでも、その気遣い

 が嬉しかった。



「ほら、行くぞ」



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