狼君と、お嬢様♪




 
 今日は散々だった。

 あいつは俺から離れてくし。

 仕事では、この前から梓が付きまとっ
 
 てくるし。

 

 天井を見上げながら思う。



 
 まさか、あいつに他の男がいるんじゃ

 ないだろうな...。



「...アイツに限って、あるわけないか」



 風呂から上がると頭をごしごしタオル

 で拭きながら、下の服だけ着替えて

 そのまま風呂場から出た。



 
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