狼君と、お嬢様♪
...どうして...
「どうしてこんなことするの...?」
「は?お前が俺から逃げるからだ―――」
怖い。
私はこの人のことが怖いよ...。
助けて...アキ君―――っっ。
目をつぶった時だった。
...あれ??手...
「もういい....................
さっさと行けよっっ!」
怒鳴り声を言われてビクッとした。
「は、はいっ――――!」
言われるままにその場所からさっさと
立ち去る。
後ろから「...なんだよ、あいつ..」と
言われたことも気づかずに――――――