短編(*´∀`*)キューピットは恋をした?!



教室の前まで来ると、まだ鍵が掛かけていないようだった。

ってことは、「南川? いるのか?」


そう言って教室に入って数秒、ありえないモノ、を見た。

とっさに近くにあった机に隠れる。

『どうか上手くいきますように』

綺麗で可愛い声が俺の耳に入ってくる。



俺が見てしまったのは南川


_いや、天使・・・か??

一瞬だけ見えた。

ふわり、と柔らかくどこかを見つめて

黒髪だったはずが、ミルクティーの色に染まって
毛先がゆるく巻かれていた

白いワンピースからのぞく細くて白い手は、
薄いピンクの弓を大事そうに包んでいるようだった

< 17 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop