Light of hope Ⅰ【完】




見破られたことがそんなに楽しいことか?



茶髪男の不思議な思考に首をかしげていると、



「おい、お前」



怪訝そうな顔で銀髪男が話しかけてきた。



「何?」



「お前、俺等の事知らねぇのか?」



会ったことあったっけ?いや、こんな整った顔を見たらいくらなんでも覚えてるはず…。



「知らない。初対面のはずだけど?」



「…マジか」



銀髪男はそう呟き黙ってしまう。



「え!?僕達の事知らないの?」



さらには茶髪男にも驚かれてしまった。



私が可笑しいの?



でも初対面の相手を知っていたら逆に恐ろしい気もするけど。



< 12 / 520 >

この作品をシェア

pagetop