Light of hope Ⅰ【完】
見破られたことがそんなに楽しいことか?
茶髪男の不思議な思考に首をかしげていると、
「おい、お前」
怪訝そうな顔で銀髪男が話しかけてきた。
「何?」
「お前、俺等の事知らねぇのか?」
会ったことあったっけ?いや、こんな整った顔を見たらいくらなんでも覚えてるはず…。
「知らない。初対面のはずだけど?」
「…マジか」
銀髪男はそう呟き黙ってしまう。
「え!?僕達の事知らないの?」
さらには茶髪男にも驚かれてしまった。
私が可笑しいの?
でも初対面の相手を知っていたら逆に恐ろしい気もするけど。