Light of hope Ⅰ【完】
覚悟を決めて食べ始めたサンドウィッチは見事にすべてお腹の中。
「っーーもうお腹いっぱい」
「ふふ、よく食べきれたね」
吐きそうになりながらも何とか食べきれた。
ふう、と一息ついていると、突然陽が焦りだした。
「や、やばい。ゆみりん急ぐよ!!」
「え、な、何?」
「次の時間、こばちゃんの授業だよ!」
陽は立ち上がると、私の腕を掴み走り出す。
「うわっ!ちょ、速い!」
「じゃ、蓮達、先行くね!」
ボケッとしていると置いていかれそうになり、苦しいお腹を押さえながら私も走り出す。
さっきサボるなって言われたから、遅れたらヤバイ。