Light of hope Ⅰ【完】
驚くほどの事か?
正直銀狼に興味なんてないし、関わろうとも思えない私にとってこれは当たり前の反応だ。
「……おもしれぇ」
さっきまで驚き固まってた蓮は突如楽しそうに笑う。
「何が?」
面白いと思う部分なんてあった?
「由美ちゃんが僕達が銀狼って知ったのに薄い反応だったからだよ」
朔までもに笑われ、心境としては複雑だ。
「そう?普通の反応だと思うよ」
「いいや、大体の人は妬むか媚びてくる。僕達のルックスとか地位とかにね」
「馬鹿らし」
ルックスと地位で寄ってくる者にまともな奴はいない。
馬鹿馬鹿しくて鼻で笑ってしまった。