Light of hope Ⅰ【完】
「ずるいー、まだ全然進んでないのにー」
陽が半泣きになりながら、進めていくと11位の車がゴールしたのか、陽はゲームオーバーになる。
「あぁっ!!また、ゴール出来なかった……」
「じゃあ、もっかいやる?」
「うん、今度こそゴールして見せるっ」
もう一戦やろうと、コースを選択していたが総長様からお声がかかる。
「おい、そこまでにしとけ……飯行くぞ」
「え?もう、お昼?」
時計を見ると、もう12時を回っていた。
「ゲームやってると、時間の流れが速いね」
「うん、集中するからね。…あ、置いていかれるよ。急ごっ」
「はーい。お昼だって分かったら、お腹ペコペコだよー」
同感…お腹の虫も覚醒しちゃった。
先に行ってしまった蓮達を追いかけ、部屋を出る。