Light of hope Ⅰ【完】
「サンキュ……あ、もうこんな時間か。もう帰ったほうがいいな」
海斗に言われ、時計を見てみる。
ーーー1時40分
「本当だ。明日起きられるかな?」
「俺もだ……由美、家まで送る」
苦笑をしながら私の心配をしてくれる海斗に、嬉しくなって微笑む。
「大丈夫だよ。ここから見える距離だから」
「そうか、なら安心だな……じゃあ、また明日な」
「うん、またね」
海斗と別れ、家へと向かう。
「………闇か。私は進めてるだろうか…」
その途中、夜空を見上げながらぽつりと呟いた。