Light of hope Ⅰ【完】
「……終わった事をぐちぐち言ってても仕方ないし、出来るだけ接触しないようにするよ」
逃げるから、と軽く言うと盛大なため息をつかれた。
「あのなぁ、この学校のほとんどが銀狼のメンバーなんだよ。
そのトップに本気で気に入られたんなら簡単には逃げられないぞ」
「でも、悪い族ではないんでしょ?」
「まぁな、この街をいい意味で治めてる」
「なら別にいいや」
腐ってる族は一般人に手を出したり、薬も平気でヤッている。
そんな族には好かれたくないし、関わりたくもない。
だけど、まともな正統派ならそこまで問題ではない。