Light of hope Ⅰ【完】
眠気と戦いながら、既に部屋へと入った蓮を追う。
「ゆみりんおはよー」
「おはよう」
陽と朔から挨拶され、ある事に気が付く。
「あれ?海斗は?」
「あぁ、寝坊みたいだから大丈夫だよ」
…………寝坊。
「ぶはっ、寝坊っ」
昨日……いや、今日言った通りになり、思わず噴出してしまった。
「え、ゆみりん大丈夫?笑えるところなかったよ?」
「大丈夫?」
「………」
陽と朔は心配してくれたが、蓮は馬鹿にしたようにこちらを見て鼻で笑ってくる。