Light of hope Ⅰ【完】
「はーい」
「絶対だからな」
「分かってるよ」
陽と海斗は後からということで渋々引き下がった。
変な事考えてないと良いけど……。
心配ではあるが、問い詰めても言うはずがないので諦める事にした。
「由美、もし何かあればすぐに言え」
「うん、我が儘言ってごめんね」
「いや、由美はもっと言えばいい」
もっと我が儘って、蓮は私を我が儘娘にする気か?
「まぁ、この話はここまで……楽しんでおいで」
「うん、ありがと」
何かしら裏があるにしろ、とりあえず許可が貰えてよかったよ。
あとはその裏とやらが面倒くさくないことを祈るばかりだな。
一応その話はひと段落し、帰る時間までゆったりと寛いだ。