Light of hope Ⅰ【完】
買い物
ピンポーン
「わわっ、もう来た」
今日は買い物の日。
インターホンが鳴り、たっちゃん達が到着したことを知らせる。
それに焦った私は、財布など必要な物を持って慌てて家を出た。
「待たせてごめんね」
「いや、全然待ってねぇよ」
「あぁ、のんびり行けばいいさ」
たっちゃんと來ちゃんは慌てて謝る私の頭をポンポンと撫でる。
「うん」
そんな2人に微笑むと、たっちゃんの愛車のベンツに乗り込んだ。
「店はこの辺で1番大きいショッピングモールでいいか?」
「うん、任せるよ」
「んじゃ、行きますか」
昔から運転が上手いたっちゃん。車に乗っているとは思えないほど快適なのは、加速や減速をするのが滑らかだから。……乱暴な運転をする來ちゃんとは大違いだ。
そんなたっちゃんの超安全運転でショッピングモールへと向かう。