Light of hope Ⅰ【完】




「っーーやっぱり無理。お願い……離れないで…」



このまま蓮がいなくなってしまうんではないかと不安になり、弱音を吐いてしまった。



「ああ、どこにも行かねぇ……大丈夫だ」



蓮は再び私を抱きしめると、子供をあやすように背中をさすりながら声を掛ける。



私は蓮との隙間を埋めるように、ギュウッと抱きつく。



蓮の体温は安心感を与えてくれ、そのまま意識を手放した。





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