Light of hope Ⅰ【完】
「ん、………んん」
「あ、起きたね………気分はどう?」
意識がぼんやりとしながらも、朔の声に反応して返事を返す。
「ん、だいじょぶ……」
そう答えながら、何か温かいなぁ…と思っていると、
「顔色はさっきよりも良さそうだな」
すぐ近くから聞こえた声。それに驚き、一瞬にして目が覚める。
「え?………わわっ、ごめん」
私は蓮にしがみ付いていた。
……と言う事は、安心して眠ってからずっと蓮にしがみ付いていたという事だ。