Light of hope Ⅰ【完】
支度を済ませ家を出た頃には既にHRが始まっている時間になっていた。
「……転校初日から遅刻か」
念のため早めに寝たんだけどな。
ため息を吐きながらも、歩くスピードは決して速めない。
焦ったところで間に合わないのは目に見えてるから。
「鳳来学園……どんな所だろ」
家から近いのと知人からの勧めだけで決めたため、学校の情報なんて全く知らない。
少しの期待を胸に、これから通う学校へと向かった。