Light of hope Ⅰ【完】
「蓮、皆は来てるの?」
「あぁ、流石にテストの日はいねぇとまずいだろ」
「ふーん、テストの日こそサボりそうなのに意外だね。」
「テスト受けねぇと進級できねぇから受けるしかねぇんだよ」
そっか、たっちゃんの考えそうなことだ。
流石に進級がかかっているとなれば、ほとんどが出席するだろうからね。
「じゃ、蓮もテスト頑張ってね」
「あぁ、お前も海斗に勝てるといいな」
ニヤリと挑発的に口角を上げ、自分の教室へと歩いて行った。
悔しい……絶対無理だとか思ってるでしょ…。それにあの動作すら絵になってしまうのが、尚悔しい。
海斗共々、絶対見返してやる…。