地味子と王子が会っちゃった
印をひそかに組む。


そして。


ハァッ


三言目を吐いたやつが


壁まで吹っ飛ばされた。



「美衣…」

陽が心配そうな顔をしてみている。

「陽。私は大丈夫。」



「私になら何を言っても、何をしてもいいよ。」

でも。それでも。

「でも、陽を馬鹿にしたり、ひどいことを言ったら。」

一気にあいつの首筋に手を向ける。

「コロす」




し―――――ん


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