メルヘン侍、時雨れて候
『なんでダメだったのかわかる?』

「え……え、選ぶ人の感性…ですかね」

『そう思いたい?』

メルヘンさんは、角に追い込まれた鼠のように怯えた。

『くやしい?』

「そ、そりゃ・・・」

メルヘンさんは思った。本当に悔しくなるほど真剣に取り組んだんだろうか?

本を手に取ったときに、ああ、これは自分の書いたものは入らないわな、と。

『そもそもテーマとかコンセプト通りのものを書きたくて、でも書けなくて

選ばれなかったことよりも要求通りのモノが書けない自分に凹みやしなかったかい?』

つうこんの一撃

メルヘン侍は68,000PVのダメージを受けた。

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