シークレット・ドア
「うーわー、胸筋、すごい」
「何?筋肉好きなの?」
「いえ、全く」
「なんだ。でも、胸筋があるとスーツが不思議と似合うんだよ」
「なるほど。さすがですね」
「うん。それにさ」
「それに?」
聞いたと同時に、佐々木さんに抱きしめられていた。
「こうやって、抱きしめた時にたくましいと包容力感じない?」
もう、頭が混乱して何も言えなかった。
佐々木さんの香水の匂いがした。
「今、何したい?」
「え・・・何って・・・」
「何、したい?」
「えーと・・・」
キスされた。
自然と、佐々木さんの手が私の胸を触る。
優しい、愛撫。
声が漏れる。
「あっ・・・」
激しいキスで口を塞がれ、更に声が漏れる。
もう、止まらない。
「あ・・・んぅ・・・」
心地良い。
佐々木さんの指が、私の中に入ってきた。
クチュ、クチュ、と音が部屋に響く。
「入れていい?」
「はい・・・」
熱い。入ってくる。
「あっあぁっ・・・」
「気持ちいい?」
「はい・・・」
「じゃ、動かすね」
激しく、揺れる。声が漏れる。
「あっ、あぁ、あぁん」
「可愛いね・・・イキそうだ」
ドピュッ、とお腹の上に出された。
中出しはされなかった。

その後も、私たちは夜が明けるまでセックスをした。
何度も、何度も。
ゴムは使わなかった。
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