すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「上手い!今度サークルのみんなでここに来ていいですか?」


「断る」


「え~何で~?」


「お前ら、うるさいから他の客の迷惑になる」


「ひどいな~。いいじゃないですか~」


雪菜は2人の会話を笑って聞いていた。


「いらっしゃ…おー、竜哉!」


「ども」

仕事を定時で終えた竜哉が現れた。

雪菜は入ってくる竜哉を見て、驚く。


(何で、笹木くんが…)

竜哉も雪菜に気付いた。

お互いが口を開こうとした時


「竜哉!」


奥のテーブル席から大きな声が響いた。

美貴が立ち上がっていた。


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