すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「何で…竜哉がいるの?」

美貴は驚愕な表情をしている。


「俺が呼んだんだよ」


マスターは竜哉の横に立った。


「ミキ?だれですか?」

カタコト日本語を話すジョンも立ち上がった。
2人の赤ちゃんはベビーカーですやすや寝ている。


カウンター席で白石姉弟は、ただならぬ雰囲気のこの状況をそっと観察していた。


「姉ちゃん…これって、修羅場かな?」


「多分…そうだと思う」

気付かれないようにヒソヒソ話す。
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