すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「ロックでください」


「はいよ」

既に用意してあったらしくすぐに出てきた。

一気に飲み干す。


「おかわり」

またすぐ出てきた。

また一気に飲み干す。


その様子を雪菜と祥吾は、横目でチラチラ見ていた。

かなり気まずい空気が流れる。


「そろそろ帰ろうか?」


祥吾が気まずい雰囲気の中から抜け出そうと動く。


「そうね。マスター、ごちそうさまでした」


立ち上がった雪菜の腕を竜哉が掴んだ。


「な、何?」


「今日、泊めて」
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