すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
デスクの上を片付けていく雪菜を竜哉は見ていた。


「何?」


雪菜は視線を感じて、竜哉に顔を向ける。


「別に…」


「雪菜さん!ご飯食べに行きましょう!」


ちょうど帰るとこだった早織が雪菜に近付いて、腕を組んできた。


「そうね、まだ早いし…行きましょうか」


「俺たちも一緒に行っていい?」


いつの間にか速水が来ていて、馴れ馴れしく竜哉の肩を抱いていた。


「速水さん?何でここに?」


営業課の速水が企画課にいる理由を早織が尋ねた。
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