すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
雪菜は竜哉の胸に軽くおでこを付けた。

竜哉の心臓の音が聞こえてくる。

ドクン、ドクン…


雪菜の心臓も同じ早さで動いている。


ゆっくりと竜哉の背中に腕を回す。


「眠くなってきた」


「あたしも…おやすみ」


2人はそのまま、目を閉じた。



「…さん、雪菜さん!ちょっと起きて…」


ん~


耳元で呼ばれて、雪菜は目を開けた。


竜哉の顔がすぐ近くにあった。


「ん…もう朝なの?何時?」
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