すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「今度、俺の着替えを置いておくかな」


「は?何で?」


「いつでも泊まれるようにするため。ここから通ってもいいしね」


ニヤリと笑う。



「え?冗談でしょ?やめてよ…」


雪菜は焦って、半分体を起こす。


「本気だけど?まあ、いいや。また今度。じゃ、帰るから」


カバンを抱えて、右手を振る。


パタン…


竜哉が出て行ったのを確認して、雪菜はまた眠った。
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