すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「さてと、ゆうくん、お天気いいから公園でも行く?」


2才になる夏実の息子の優斗と手を繋いだ。


「うん、おそといく!」


優斗は急いで靴を履く。

雪菜は優しく微笑んで、優斗の後を追う。


夏実の家の近くにある大きな公園ではたくさんの人が楽しんでいた。


雪菜は芝生のある広場でサッカーボールを転がした。


小さい体の優斗は必死にボールを追う。


「エイッ!」って、思いっ切り蹴るけど、優斗の力ではボールはヨロヨロと動くだけ。


それでも、優斗は楽しそうに何度も蹴る。
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