すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「えっ?笹木くん…」


拾ってくれたのは竜哉だった。


「あれ?何してんの?」


竜哉も雪菜を見て、びっくりする。


「ゆきちゃん、だあれ?」


優斗が手を引っ張る。


「あ、えーとね、同じ会社の人?」


そう言われても、まだ2才にならない優斗には分からない。

優斗は首を傾げた。


「こいびと~?」


何故かそういう言葉は知っていた。


「ううん、違うよ。笹木くん、ありがとう」


竜哉から100円を受け取って、自動販売機に挿入した。
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