すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「ぼく、りんご~!」


「りんごジュースね!えっと…あれ?ゆうくん、りんごジュースないよ」


その自動販売機にはりんごジュースが売ってなかった。


「え~~~!りんごがいいよ~!」


優斗が駄々をこねる。


「困ったな…どうしよう」


雪菜は他に自動販売機がないかとキョロキョロ辺りを見回してみるが、近くにはない。


「あそこの角曲がったとこにコンビニあるから、買って来てやるよ。ちょっと待っててな」


竜哉は優斗の頭を撫でて、コンビニ方向に走り出した。
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