すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
公園にある時計を見ると、もうすぐ12時だった。


「おうち帰って、ご飯にしようか?」


「うん!」


雪菜と優斗は立ち上がって、手を繋ぐ。


「おにいちゃんもたべようよ」


優斗は竜哉の手を引っ張る。


「いや、俺は帰るよ。またな」


竜哉は優斗の頭を撫でて、公園から出て行った。


「バイバーイ!またねー」


優斗は元気に手を振る。


雪菜は竜哉の後ろ姿を見て、ホッとしたが、少し寂しくなった。
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