すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
雪菜は思わず、隣りにあったペンギンのぬいぐるみを抱き締める。


「は?それ全部、うちに置いておくつもり?」


竜哉は返事をしないで、作業を進めて行く。


「こんなものでいいな。行くか。あー、それ入るのないから、そのまま持って来いよ」


ペンギンが入る大きさの袋は残念ながらなかった。


雪菜は竜哉の車の助手席に座って、ペンギンのぬいぐるみは後部座席に座らせた。


車の中は人気のある男性アーティストの曲が流れていた。

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