すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
好きだから抵抗しなかった?
抵抗しなかったのは、好きだから?

そうなのかな?

単純なようで複雑だ。

雪菜は考える。


「おい…黙るなよ…」


何も言わない雪菜に竜哉は動揺する。


「何考えてるんだよ…」


自分の気持ちが分からない雪菜は今までのことを必死に考える。


「だって…分からなくて」


「じゃあ…キスしてみる?試してみたら分かるかもよ?」


竜哉の言葉は少々強引だが…2人は見つめ合う。

竜哉の顔が近付いてくるが、雪菜は逃げることはしなかった。


唇が重なる。
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