すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「あ…」


竜哉はソファー横に置いてあった袋から何かを取り出す。今日買い物してきた物が入っていた。


「これ、着ろよ」


「えっ?パジャマ?」


「ん、お前…ピンク好きだろ?」


雪菜は手渡されたパジャマを広げた。

ツルツルした肌触りが気持ちの良い、シルクのパジャマだった。


「あ、ありがとう」


それを持って、バスルームに行く。


竜哉は袋に残っているもう1つのパジャマを出した。


色は黒で雪菜に渡したのと同じシルクで同じ形だった。
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