すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「1320円でございます」


コンビニ店員が袋に詰める。


「雪菜さん、金出しておいて」


「は?何で?」


「いいから早く!」


早くと急かされて、雪菜は急いで払った。

竜哉は渡された袋を持って、サッサと外に出る。


「ちょっと待ってよ!どういうことよ?」


「今日はお前の家に泊まる」


「はい?勝手に決めないで!」


コンビニから徒歩5分の雪菜のマンションには、言い合いをしている間もなくすぐに着く。

竜哉は遠慮することなく雪菜の部屋に入った。
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