すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
じろりと竜哉を見た。


「あなたのせいで、あたしの気分は最悪よ。くま子と一緒に寝れないし」


「しゃーねえな。また代わりに俺を抱き締めてもいいよ。くまより抱き心地良かっただろ?」


竜哉はニヤリと楽しそうに笑う。


やっぱり…竜哉を抱き締めてしまっていたということが間違いでなかったらしい…雪菜は愕然とする。


「もう二度とそんなことしない!くま子をここに置くから、絶対にこっち来ないでよ」


大きなくまのぬいぐるみを2人の間に無理やり押し込めた。
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