詩集
【本当の後悔】

何気なく歩いた道を振り替えれば
後悔ばかりしてる自分がいた
そこから私は何を得たのだろう

改めて前を向いたら
振り向いた分の過去が一気に
全て心臓に張り付いてしまった

今まで気楽だった一歩は次第に半歩に
考えれば考える程、半歩でさえ億劫に

進めなくなった足元を見つめてため息
このままじゃだめなのは解っている
だけど踏み出す理由も勇気もない


振り返るが最後、残ったのは型と思い込み
こうしなきゃ、あぁしなきゃ、

ほら。無意味な過去が足を引きずる。
まるでホラー映画の後味みたいだ。
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