詩集
【さつがいほうほう】

蝕まれた感情を殺したい
なんとも思わない心を締め上げたい

小さいところには目がいかない
そんな中途半端な自己精神は
火炙りにして消してしまわなければ

少しでも、何もないけれど、
それでも「一緒に」歩んでくれた
貴方の優しさを無下にしようとした私は

水に突き落とされた後に電源プラグを
そっと突き刺された方が良いのだろう

死にたくなければ、大切にしろ、と
誰でもない、私の本能が叫んでいた
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