らぶ・みー 
次の日、バレンタインにはちょっと早いけど、彼に手作りのトリュフチョコを手渡した。



「うわ、嬉しい。あ、ねぇ、これって、本命?」

「もちろん。」

「やった。.....ありがとう。」



彼はとても喜んで、私の頭をクシャクシャっとすると、周りに人がいないのを確認して、ほっぺにキスしてくれた。



その日は少しドライブをして、お昼を食べてから、観覧車に乗った。

雲一つない晴れ渡った空はとてもキレイで、観覧車からはベイブリッジがよく見える。

今日の彼は朝からずっとニコニコしていて、「セクシー」より「キュート」に見えるから、何か不思議な感じだ。

嬉しいって顔に書いてあるみたいで可愛い。



「今日、いつもよりニコニコしてない?」

「泰樹がニコニコしてるから伝染ったの。」

「え?マジ?俺、顔に出てる?」

「うん。思いっきり。」
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