らぶ・みー 
あの日、深く考えもせず、ただ携帯を拾っただけなのに、こんな展開が待っているなんて予想もつかなかった。

夫以外に恋人を作るなんて、私には縁がない話だと思っていた。

それが今、彼に会うため、家族に平気で嘘をつき、何でもない顔をして必死に時間をやりくりしている。

彼と出会ってから二ヶ月半の間に、私の住む世界はすっかり変わってしまった。



でも、これで良かったと思っている。

彼のいない世界なんて考えられない。

絶対に手放したくない。



だから、もう決めたのだ。

彼を信じてみようと。

怖いけれど、不安だけど.......

二人で、朝まで一緒にいようと。
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