らぶ・みー
Chapter 6 変わらない日常
chap.6 変わらない日常
目覚めると、カーテンの隙間から朝陽が射し込んでいて、フワフワの真っ白いリネンの感触が非日常を思い起こさせた。
すぐ目の前で、彼がすやすやと寝息を立てている。
きれいな寝顔。
こうしていることが夢みたいで、見ているだけで胸がいっぱいになる.......
キスしてみたくなって顔を近づけると、彼が目を覚ました。
驚いて離れようとすると、いきなりギュッと抱きしめられた。
「何...しようとしてたの....?」
「え?」
「逃げんなよぉ.....。」
寝ぼけまなこで、うっすら笑みを浮かべ、唇を突き出してみせる。
わ、可愛い.......
昨日の夜と違う人みたいで、何だかキュンとしてしまう。