らぶ・みー
Chapter 8 会いたい
chap.8 会いたい
重い気持ちのまま、日曜日が過ぎて行く。
棘がささったままの私は、ため息をつくことしかできない。
___早く泰樹に会いたい。
相馬さんにかけられたプレッシャーに押しつぶされそうな私を、救えるのは彼しかいない。
何も解決しなくていいから、今すぐ会いたい。
大丈夫だよって、抱きしめてもらいたい。
彼の腕の中にいる間は、棘の痛みが和らぐはずだから.......
相馬さんの目的がわからない。
言いようのない恐怖感に襲われるのは、そのせいだ。
わかっているのは、彼女は泰樹と私の関係を良く思っていないこと。
私の存在を全否定しようとしていること。
.......別れさせようとしていること?