らぶ・みー 
話を聞いている限りでは、彼は相馬さんの唐突な行動の意味を、全くわかっていないみたいだ。

気がつくのも、時間の問題だろうけど。



これは、あくまでも私の推測だから、何の証拠もないのに、今すぐ彼に言う
のはどうかとは思う。

でも、相馬さんがこのまま黙って見ているとは思えないし、いつ何を仕掛けてくるか、見当もつかない。

彼の言葉は信じられるけど、どうしても不安を拭い去る事ができない。



今日まで抱いていたのとはまた違う恐怖が、私の中に芽生え始める。

泰樹のいない世界なんて、今の私には考えられないから。



なのに、しばらくは成り行きに身を任せ、待つしかないのかな?

相馬さんの存在が、重く重くのしかかってくる.......
< 182 / 325 >

この作品をシェア

pagetop