らぶ・みー 

「ダメじゃないよ。ダメじゃないけど、大好きだから、私は泰樹にみんながしているような普通の幸せをあげることさえできないのに、このままずっと泰樹と一緒にいていいのかなぁって悩んじゃうの.......。」

「そんなこと言うなよ。」

「......。」

「俺は、今のままで幸せだよ。」

「でも......。」

「これからどうなるなんて、俺にもわからない。わからないから、今は絶対に離したくない。」

「.....うん。」



いつも思っていた不安をつい口にしてしまい、見ないフリをしていた現実に、急に襲われた。

肩を抱き寄せ、愛しそうに私の頭に顔をピッタリくっつけたまま、彼はしばらく黙っていた。

二人でこういう話をするのは、告白された日以来かもしれない。
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