らぶ・みー 
明日からはしばらく会えなくなるし、せっかく送ってもらっているのだから、暗くなりそうなこの話題は避けようと思っていた。

予想通り、彼はショックを受けたようだ。

それを悟られないよう、敢えてあまり表情を作らないでいるようにも見える。



「離婚して、実家に戻るんだって。彼のこと、本気で愛してるから、もう旦那さんとは上手くやっていけないって.....。」

「.....相手の人はそれでいいって、言ってるの?」

「バレてからは、まともに話せてないみたい。」

「じゃ、黙って消えちゃう訳?」

「そうなっちゃうかもしれない.....。」

「愛してるんだろ?それでいいのかよ?」

「愛してるから.....彼の家族を壊したくないんだよ。愛する人には幸せでいてほしいっていう気持ち、よくわかる。」

「.......。」
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