らぶ・みー 
ここに来たのは、もう随分と前のように感じる。

あの日、彼にすべてを預けようと、私はここで決心した。

あれからほんの数ヶ月の間に、私の中は彼の愛情で満たされ、心もカラダも完全に彼のものになった。

彼のことを考えると、こんなに苦しくなるくらい、愛するようになってしまった.....



「明日からしばらく会えなくなっちゃうのに、なんか暗い話ばっかりになっちゃったね。」

「でも、大事な話だから。」

「うん.....。」

「俺は.....雪乃が俺のこと、どうしようもなく嫌いにならない限りは、絶対離れないから。」

「そんな事ないから大丈夫だよ。でも.....それ、逆も有り得るでしょ?」

「ない。絶対ない。」

「何でそう思うの?」

「何でって.....。」
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