らぶ・みー
「ねぇ、キスマーク消えちゃった?」
「茶色くなって消えかかってるけど、うっすら残ってる。」
「見せて。」
彼が助手席のシートを少し倒し、覆いかぶさるようになる。
私の返事を聞くまでもなく、ブラウスのボタンを開けていく。
今日はそんな時間がないとわかってるのに、あらわになった胸の谷間にキスされただけで、カラダが隅々まで疼き出す。
私はもう、心だけじゃなく、カラダも彼無しではいられなくなっちゃったのかな.......
彼はブラの中に手を入れて、茶色くなった痣を確認すると、そのすぐ横にそっとキスしてから、強く吸い付き始めた。
くすぐったいような心地よい痛みがして、新しいキスマークができる。
この前より少し大きくて、濃いピンク色の「愛してる」印.....
その印は、グラグラしている私の気持ちをしっかり繋ぎ止めようとする彼の思いの象徴のようで、この前みたいな幸福感じゃなく、切なさを強く感じて苦しくなった。