らぶ・みー
「しばらく会えないけど、俺のこと、忘れんなよ。」
「忘れられると思う?」
「忘れられたら、生きていけない。」
「それは、私も同じ。」
ブラウスのボタンを閉じながら、彼が微笑む。
愛しさに負け、無意識のうち、彼の頬に両手を伸ばしてしまう。
彼は、その手をしっかりと握り締め、しばらく会えなくなるのを惜しむように、ゆっくりとキスをする。
「俺はこのままでいいって言ってるのに、あんま余計なこと、考えんなよ。」
「.....わかった。」
「雪乃のこと、信じてるから。」
「.......。」
「ずっと一緒にいてくれるよね?」
「......うん。」