らぶ・みー
人は、会えないと思うと、余計に会いたくなるものらしい。
あれから五日、まだ春休みが始まってもいないのに、もう彼が恋しくてたまらない。
今日はやっと終業式。
彼に会えるまで、あと二週間とちょっと.......
「ただいま~!」
娘が玄関の扉を開け、ドタバタと勢い良く階段を登ってくる音がする。
「おかえり。」
「あ、ねぇ、ねぇ、ママ、益田愛理ちゃんのママと仲いいの?」
「え?あ、うん。何で?」
「愛理ちゃん、四年生から転校するんだって。ママの方のお婆ちゃんと一緒に住むんだって。いいなぁ。」
「ふ~ん。そうなんだ。」
「それでね、愛理ちゃんのママが、ママにありがとうって言ってたって。」
「愛理ちゃんのママが?」
「うん。そう言っておいてねって、言われた。」
あれから五日、まだ春休みが始まってもいないのに、もう彼が恋しくてたまらない。
今日はやっと終業式。
彼に会えるまで、あと二週間とちょっと.......
「ただいま~!」
娘が玄関の扉を開け、ドタバタと勢い良く階段を登ってくる音がする。
「おかえり。」
「あ、ねぇ、ねぇ、ママ、益田愛理ちゃんのママと仲いいの?」
「え?あ、うん。何で?」
「愛理ちゃん、四年生から転校するんだって。ママの方のお婆ちゃんと一緒に住むんだって。いいなぁ。」
「ふ~ん。そうなんだ。」
「それでね、愛理ちゃんのママが、ママにありがとうって言ってたって。」
「愛理ちゃんのママが?」
「うん。そう言っておいてねって、言われた。」